「ちょっと、お父さん。遊んでないで、さっさと掃除終わらせちゃってよ!」
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(略)
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苔むした石畳が敷き詰められた狭い通路は、ゆるやかに右に湾曲しながらどこまでも続いていた。辺りには警戒すべき怪物の気配は一切感じられない。けして油断するべきではないことは理解しているが、一歩、二歩と、脚を前に出していくだけの単調な作業は、君の思考を徐々に麻痺させていく。
やがて回廊の左側に、扉が現れた。木製の簡素なつくりだが、分厚く、重厚で、がっしりとしている。けして固く閉ざされているという風ではなく、日常的に開閉がなされているような使用感もある。通路は少し先で右に折れ曲がっており、その先を確認することはできない
扉を開くなら115へ。扉を無視して先へ進むなら308へ。
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