「えーと、6つです」
「はい。では、辺の数はいくつですか?」
「辺? えーと、1、2、3、4……。あれ、どこまで数えたっけ?」
「どうしました?」
「えーと……、8つですか?」
「……では、頂点は?」
「6つです」
「本当に?」
「違いましたっけ? おかしいな。えーと、1、2、3、4、……」
「もう結構です。どうやらもう一度、身体で覚え直さないといけないようですね」
「や、それはちょっと待ってくだ……」
ガキン、ゴキン、ガキン、ゴキン。
「ここが面」
「アッ……」
「ここが辺」
「んくッ……」
「で、ここが頂点」
「や、そこは……。アァン……」
「どう? 正六面体の構造、よくわかった?」
「ハァ、ハァ……。わかりましたから、早く元の姿に戻してください!」
(おしまい)
ちょっと思いついて、こんなものを作ってみました。

適当なサイズで印刷し、適当に切り取って、適当に組み立ててください。のりしろは付け忘れてしまったので、付けやすいと思ったところに適当につけてください。
最近使っていなかったうちのプリンタは何故かイエローが出なくなっていたので、私が組んだやつは色がおかしくなっています。

「出たな、タッコング!」
「タッコングじゃねー!」
やっぱり実際に物があると、いろいろ遊びたくなってきますね。今回は正六面体でしたが、鼻や胸などのフルヘッヘンドしている部分を辺や頂点に持ってきたりして、もう少し立体の形状を活かすように作れたかなぁとも思います。
実は以前買ったまま放置していたペーパークラフト作成ソフトがあるので、他にもいろいろと作ってみようかなぁとも思っていたのですが、プリンタがまともな状態ではないのですぐにどうこうするというのは断念しました。普段使用する分にはモノクロでも充分なので、今はちょっとプリンタに手を入れる気にならないのです。ペーパークラフトか何かで実現したい面白そうなアイディアを思いついたら、プリンタの方も何とかしたいと思います。
ラベル:変身
スカートの中が丸見えなのがなんとも
もし、八面体以上だったら・・・ころころとどこまでも転がって行きそう。
今回のはあくまでも正六面体という形状であることがポイントなのですが、中が空洞で箱状になっているというのも面白そうですね。
>よしおかさん
八面ならまだしも、十二面や二十面だといろいろ大変そうですね。
ただ、五角形で構成されている正十二面体なんかは幾何学的には興味深いのですが、面が多くなるとどんどん球に近づいていくため、変身ネタとしては面白味に欠けますね。正四面体の方が形状的に面白いものができそうです。