「いあー、体調はそんだに悪くだいんだけどさぁ、だんか、びょうにはだびずが出てさぁ……」

風邪や花粉症でもないのに妙に大量の鼻水が出ることがあるが、それは滴り落ちてから100年経た鼻水が付喪神となった、鼻水女と呼ばれる妖怪の仕業である。鼻水女は人の鼻の奥に棲み付き、鼻腔から喉をずぶずぶと這い回って宿主となった人間に多大な不快感を与える。鼻をかんでも出てくるのは鼻水女の一部のみで、完全に鼻水女を出し切るのは困難である。宿主は常時鼻水が垂れ、鼻づまり状態となってしまうが、鼻水女によって病原菌などが洗い流されるため、病気に罹りにくくなるというメリットもある。
ゴールデンウィーク後半からの風邪が長引いていまして、咳と鼻水がなかなか止まってくれません。
ラベル:妖怪
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