2006年06月28日

二人用着ぐるみの体位

 Kenさんの「BLOG STATION」で取り上げられていた「着ぐるみ妄想」という記事に触発されて、二人型着ぐるみについてあれやこれやと考えてみる2回目です。

・1回目「二人用着ぐるみの試案

 前回、取るものもとりあえず着ぐるみを一体でっちあげてみたのですが、個人的にはちょっと物足りないものを感じています。それは、おそらくKenさんが拘りたかったであろう、中の二人の密着度が薄くなってしまったためです。

 密着度を上げるだけならば他にもいろいろな形はあり得たのですが、私なりに実際に特撮番組で使用することを前提とするという最低限のラインを引いたときに幾つかの候補は消え、ついでに私自身のこだわりも少し添加した結果、最終的にあの形で落ち着いたというわけです。

 そこで今回は、特撮番組に置けるリアリティや着ぐるみのデザイン的な面、さらにはスーツアクターに対するいたわりの気持ちまでもとりあえず置いておいて、とにかく着ぐるみの中に二人の人間を入れる場合にどのような体位が可能であるかということを考えてみました。



・密着型

posture01.jpg

 Kenさんの元々の妄想はこの形です。着ぐるみは四腕二脚になるでしょうか。
 メリットは密着度が高いことと、実現可能そうなところ。怪獣の着ぐるみではきついかもしれませんが、ゆるめのふかもこなら市販品でもすぐに実行できるかもしれません(その場合は二腕二脚になりますけど)。密着度が高いことで、それだけ意思の疎通が容易になるかもしれません。特にこれは互いの顔の位置が近いので、中で会話もできそうです(前回のはそこまで考えていなかった)。
 デメリットは歩きにくいという点と、スーツアクターを二人使うメリットが少なそうなところですかね。スーツアクターは計四腕四脚を持っているのに、足の数が減るのはもったいない気がします。



・横に密着型

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 より密着度を高めたぺスターといった感じでしょうか。幅広の身体に腕が二本、足は二脚、三脚、四脚とどれでもできそうです。
 メリットは、スーツアクターに対する負担が低そうなところ。かなり楽だと思います。
 デメリットは、密着度が物足りないところでしょうか。それと、絵的にぺスターのインパクトを越えることも難しい気がします。



・肩車型

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 縦につなげてみました。かなり背の高い四腕二脚、あるいは胴体の長いムカデのような怪獣も表現できるかもしれません。男性が女性の足を支持した方が安全かと思いますが、男性の腕を殺すのももったいないので、上手くバランスを取ってもらいましょう。
 メリットはとにかく背が高いというインパクトの強さです。高さがあるということは、前後左右に長いものよりも、明確にその大きさを理解することができます。
 デメリットは、バランスを取るのが難しく、転倒すると危険であるという点です。そのため、見た目のインパクトはありながら、あまり激しい格闘ができないという羽目に陥るかもしれません(ぺスターのように)。



・だっこ型

posture04.jpg

 実はKenさんの記事から最初に思いついたのがこの形です。上体を密着させたいという点と、二人二脚は足が二本無駄になってもったいないという点から、女性の足を上げて怪獣の手に使用しようと考えました。こうすることで、六腕二脚の怪獣を実現することができます。
 この場合、装具で二人を連結して、女性の体重を男性が全て支えるという必要が出てきますので、男性にかかる負担は大きくなってしまいます。そのため、手のアクション面では女性にがんばってもらいたいところです。
 メリットは、スーツアクターの両手両足をフルに使えるという点です。この点こそが、この体位のキモです。
 デメリットは、スーツアクターの身体的負担が大きそうな点で、女性の体重を支えなくてはいけない男性はもちろん、女性も不安定な体勢で両足を持ち上げて演技するのは大変そうです。



・抱きつき型

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 だっこ型の変形です。この場合女性の手足は後ろを向きますので、女性は怪獣の翼や尻尾を担当することになるでしょうか。
 だっこ型と比較して、女性の方からしがみつく形になりますので、男性の負担は減少し、安定する気がします。
 メリットは、とにかく密着度がやたら高いという点です。
 デメリットは、女性の稼動範囲が少なくなってしまうことで、実際どの程度まで自由度を確保できるのかは、やってみないとよくわかりません。



・パイルドライバー型

posture06.jpg

 危険です。いろいろ危険です。
 まず、女性は常に頭を下にしていなくてはいけませんので、定期的に横にならないと頭に血が上ってしまいます。さらに、ついうっかり男性が尻もちをついてしまうと、女性は脳天杭打ちを喰らい、脳震盪を起こしてしまうかもしれません。
 そしてなにより、(全年齢対応ブログなので深くは触れませんが)男性と女性の絡み方が危険です。これも女性を装具で男性に固定しなくてはいけませんが、互いに固定された状態ではもちろん、着ぐるみの中に入った後でさえもあれやこれやできそうです。とても危険です。
 さらに困ったことに、それらの危険性を慎重に排除したとしても、この体位ならではという怪獣の形態をなかなか思いつかないという点も痛いです。女性は足で怪獣の肩から伸びる触手などを操作できますが、腕でできることは少なそうです。報われることが少ない体位だといえるでしょう。
 メリットは、ネタになるというくらいしか思い浮かびません。しかし怪獣としてはともかく、フェティシズムとしては個人的にかなりお気に入りです。これらの中でどれか一つをやってみるなら、私は断然これを選びます。



 形にするなら、個人的にはやっぱりだっこ型ですかねぇ。どうせ妄想なんだから動きにくさやスーツアクターの疲労なんかは無視したとして、見た目とフェティシズムのバランスが最も取れている気がします。いや、パイルドライバー型も捨てがたいんですけど、妄想とはいえスーツアクターへの負担を無視しきれない自分がいるのです。

 これら以外にも、フランケンシュタイナー型とか、エアプレーンスピン型とか、カナディアンバックブリーカー型とか、キン肉バスター型とか、考え出すと切りがありませんのでこの辺でやめておきますが、アクロバティックなものまで含めれば四十八手くらいは考えられそうです。

 で、これらはネタとしては面白いのですが、現実性を考えればまず実現することはないでしょう。なぜならば、怪獣の着ぐるみが存在する目的はあくまでも映像を撮るためですので、着ぐるみの見栄えこそ第一であり、中の人がどうであるかというのは優先順位が低いからです。特にスーツアクター同士を密着させるということは、動き的にも見栄え的にも、おそらくマイナス要因しかないでしょう。

 しかし逆に言えば、中に入る二人が密着することで良い映像が撮れるのであれば、そのような着ぐるみを用意すること自体は吝かではないということです。とにかくそれっぽいことをでっち上げさえすれば、現実にはともかく、妄想になら充分耐えることはできそうです。
 そこで次回は、二人のスーツアクターを密着させる必然性を持ったシチュエーションについて考えてみたいと思います。それによって、フェティシズム的な興味と、特撮番組的リアリズムを、なるべく高いレベルで融合できそうなところを探るのが目的です。

 最終的には、それらを踏まえた上で二人用着ぐるみをモチーフとした着ぐるみ小説まで漕ぎ着けたいのですが、現時点ではなかなか難しそうです。



ラベル:着ぐるみ
posted by 三月うなぎ at 02:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 着ぐるみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
引き続き、ありがとうございます。
密着型といっても、こんなにいろんなパターンが考えられるのですね。
妄想炸裂です。
これからも、よろしくお願いします。
Posted by Ken at 2006年06月28日 09:52
いやこれ、考えているのが楽しくて、ちょっと止まりそうにありません。
そのせいか思考が少し発散気味で、Kenさんの妄想とはまた違った方向に進んでしまっています。
これからどう展開しようかということも全然まとまっていないのですが、なんとかそれなりの形でまとめられればいいなと思います。
Posted by 三月うなぎ at 2006年06月28日 23:52
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