邪悪な妖術使い、バルサス・ダイアが世界征服のために動き出したという知らされた私は、この周辺を統治するサラモン王の元に馳せ参じ、バルサス・ダイアが本格的に行動を開始する前に暗殺せよとの密命を受けた。
そこで私は、バルサス・ダイアの砦へと侵入するために、砦に住み着いていると言われる円盤人に変装していくことにしたのだ。
<円盤人の作り方>
1.円形の枠に人を入れ、両手、両足を出す。

2.枠の中に、水と木の樹脂とイモリのシッポとを混ぜ合わせたものを流し込む。

3.顔を埋めてしまわないように注意しながら、平らにならす。

4.硬化するのを待って、着色すれば出来上がり。

「必ずや、バルサス・ダイアを打ち倒してみせましょう」
私は円盤人に変装すると、サラモン王に力強く宣言した。
円盤人は転がることによって、かなりのスピードで移動することができる。私もそれを真似して、サラモン王の城を出て、側転しながら城下町を抜け、橋を越え、丘を下り、草原を進み、荒野を走り、森に突っ込み、巨木に激突し、仰向けになって転倒した。
……誰か起こして。
(おしまい)
Steve Jacksonのゲームブック「バルサスの要塞」に登場する、円盤人です。
「バルサスの要塞」はFighting Fantasy シリーズの第2作目なのですが、その高いパズル性と魅力的なクリーチャーなどから高い人気を誇り、2作目にしてシリーズの最高傑作と言えるかもしれません。
「バルサスの要塞」は、おそらく私が最も多くプレイしたゲームブックだと思います。難易度が高いので、何度も何度も繰り返し遊んじゃったんですよね。
それだけに印象に残るキャラクターも大勢います。円盤人とか、ガンジーとか、オシェイマスとか、ガンジーとか、カラコルムとか、ガンジーとか、つむじ風女とか、ガンジーとか、猿犬とか犬猿とか、ガンジーとか。プレイ回数が多いということはそれだけ多くの回数死亡しているわけですが、多分8割くらいはガンジー絡みで死んでいるんじゃないでしょうか。いかんせんガンジーがいるところを越えられないもので、ラスボスであるバルサス・ダイアのところにたどり着いたことはほとんど無かったりします。
「バルサスの要塞」は、現在は扶桑社から復刊されています。
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ゲームブック…小・中学生の頃はまった事があります。
メインはファミコンのものが多いですけど、かなりオリジナリティのある設定もあり面白かったです。
しかし、付属のカードはコピーできず消耗が激しかったのは厳しいですね…(涙)
購入はしていませんが、モンスターの逆襲と言うゲームブックは表紙のインパクトが…(笑)
「モンスターの逆襲」の表紙イラストは、全裸の女性と5つ首のスペクトラル・ドラゴンですね。主人公のゴブリンが黒いヒスイの力を使っていろんなモンスターに変身しながら村を襲った人間に復讐していくというストーリからも伺えますが、著者がフェチネタをちりばめることで有名なあの山本弘ですし、変身ネタ好きの方にはいろいろと面白い本です。ゲームの難易度も低いので、どこかで見かけたらプレイしてみるのもいいかもしれませんよ。
夏の有明に円盤人が大量出現する予感.
円盤人はタイタン世界の中でもとりわけ特異な存在で、昔からのお気に入りなんですよね。
今後も、こんな形で地味にゲームブックを普及していればと思います。
あと排泄とか問題がいろいろですね。考えるだけでわくわくします。