2007年08月24日

私たちサッチー

「さ、ケンちゃん、行くわよ」
「オバちゃん、本当にこんな格好で出なきゃならないの?」
「ポチもタマも使えない以上、私たちが手動でやるしかないでしょう。一刻も早く彼女を止めないと」
「でも……」
「大丈夫。よく似合っているわよ、ケンちゃん」
「似合ってるって言われても……」
「いい子だから、ね」
「……うん」
「さ、一緒に。ボク、サッチー。はい」
「……ボク、サッチー……」




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(おしまい)





 前回に引き続き、アニメ「電脳コイル」より、イサコにサッチー(ポチとタマ)をデリートされたために、自ら出動することになったオバちゃんとハラケンとかいう、テキトー設定です。原作との整合性はあまり考えてませんけれども。

 右の人がオバちゃん。本名・原川玉子。サッチーの管理者。17歳の女子高生。きつい性格ながら、ハラケンだけにはデレデレしています。
 左の人がハラケン。本名・原川研一。オバちゃんの甥。小学6年生。制限つきながらサッチーに対する命令権限を保有しています。

 あーしかし、やっぱりこういうネタの方がしっくりくるわー。
 こうなると次は、デンスケに扮したヤサコとか、モジョに扮したイサコとか、オヤジに扮したフミエとか……。



 それはさておき、この記事のコメント欄にも書きましたけれど、改めてCMを。

 電脳コイルは毎週土曜日18:30からNHK教育で放送されているのですが、8月25日の放送分は「電脳コイル自由研究」と題して、これまでのダイジェストや人物の相関関係、作品世界や用語の解説といった内容が放送されます。これを観れば、これまで番組を観ていなかった人でも「電脳コイル」の世界に入っていけるかと思います。

 電脳空間やバーチャルリアリティといったSF的ガジェットと、電脳化されながらも昭和の臭いが残る大黒市の風景。脳や意識といった人間の根源的な部分に迫っていく(かもしれない)ハードな展開と、どこまでもガキっぽくておバカな子供たちの世界。そういったシリアスさとギャグ描写が、絶妙なバランスでちりばめられている「電脳コイル」。個人的に、現在放送しているなかでは、一番のお勧めアニメです。
 御用とお急ぎでない方は、この機会にちょっと触れてみてはいかがでしょうか。




posted by 三月うなぎ at 01:54| Comment(4) | TrackBack(0) | 変装一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日のイラストの方が好きです。
表情がとってもサッチーな感じがします。

これだと、なんだか宴会芸みたい。
文化祭の出し物っぽいノリになってるような。


さて。電脳コイル、面白くてチェック中なんですがー
若いオタクには微妙に不評..理解されない雰囲気です。

30代半ばより上じゃないと伝わらない面白さなのかも
知れないと思う今日この頃。年がバレますね。汗
Posted by 奈奈子 at 2007年08月24日 07:29
 確かにこのネタは思いつきに突き動かされて書いたもので、お話的な要素と、絵面的な要素と、2次創作的な要素と、フェチ的な要素と、あちらこちらに良い顔をしようとしていたらさじ加減を間違えて、微妙な立ち位置になってしまった感があるかもしれません。

>若いオタクには微妙に不評..理解されない雰囲気です。

 ちょっとレトロな空気が野暮ったく感じられるんでしょうかね。未来的なSF感と、日常的な生活感が入り乱れているのも、どちらかだけを求めている層には物足りないのかもしれません。
Posted by 三月うなぎ at 2007年08月24日 23:01
私たちが手動でやるっていってますけど、ってことはキューちゃんビーム(勝手に命名)出るんですか?
Posted by ポール星人 at 2007年08月27日 10:34
 あまり深くは考えていませんでしたけど、メガビーみたいな感じで、服についているキュウちゃんからビームが出るんだと思います。
 イマーゴが使えれば、キュウちゃんを4機発進させて、それぞれ独立に操作できるかもしれませんね。
Posted by 三月うなぎ at 2007年08月27日 23:31
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